執筆中の小説『魔剣の勇者』の17回。
この回は作者にとって予想外の出来事が山積みの回となりました。
17回までの話に関して、ネタバレを多分に含んでいますので、以降はつづきからお読みください。
と言うことで、17回の作者サイドの裏ネタ話を。
まず、17回ですが、この話を書きだした瞬間、いきなり≪隻腕の≫ギリーなる人物のアイディアが出現!
計画なんてまるでしてなかった人物で、本当に、なぜ、どうして、と言う感じて突如出没しました。
しかも出没時の段階で、元黒衣の部隊に所属していた兵士という、小説上で書いてあるネタが、完全付属付き。
「お前さん、マジでぽっと出のキャラかいな?」
そう疑いたくなる勢いで、ギリーは活躍してくれました。
ただね、計画外だったのはギリーだけじゃないんです。
この17回はもともと話のつなぎ部分の予定で、それほど長い話になるはずじゃなかったんです。
でも、なぜかそれがズルズルと伸びてしまったのです。
はい、ギリーさんが出てきたおかげと言うのもありますが、あとはいろんなキャラがあれこれと活躍してくれました。
今は亡きゲイルさんが、≪死神≫なんてあだ名されていた話。これは、本編の14回までの話を修正する以前、ゲイルの昔の話として入れてました。ただ、その後加筆修正した際に、話の流れが相当変わったので、削除されてしまいました。
ただ、もったいなかったので、17回で復活しちゃいました。
ついでにファンとリーの二人芝居。
この二人は、賑やかしと言うか、大道芸人になりそびれて、間違って兵士になってしまったこと言うか…単なる妄想属性がデフォルト装備の腐女子というか…。
個人的には大阪弁(関西弁ではない)をしゃべってほしかったくらいですが、まあ大阪弁をしゃべれない作者では、どうしようもないです。(昔1年半ほど大阪にいましたが、しゃべれないので無理です)
ちなみに、この回で護衛の仕事で山賊相手に活躍するクラウを書いていこうかと考えたのですが、いかんせん戦闘ばかりの小説なので、もう勘弁してくれ。たまには、戦闘しなくていいだろう。という作者サイドの思惑もあり、代わりに二人のお芝居で全てを片づけてくれましたw
そん感じで変に活躍してくれました。
そして、17回の後半では、この二人に悲劇が…
魔王様の突然の登場です!
「あんたなんで出てきたの!?」
当初この回で、魔王様が出てくる計画なんてまったくありませんでした。
「マジです、あんたなんで出てきたんだよ~!!!」
と、作者が叫びまくりです。
(不思議ですよね、作ってる人がそう叫ぶんだから)
ただ、主役のクラウをどうしても、魔王退治に行かせないといけなかったんです。
(魔王対峙に行かない勇者なんて、ゲームでも小説でも主役を張れないでしょう。まあ、タイトルに勇者なんてつけちゃってますが、クラウが本当に勇者なのかと言われれば…キニシナイデオクレ)
そのために、ユウナスさんが死ぬ際にわざわざ伏線を張ったのですが、あれではあまりにも理由が弱すぎる…あの程度の理由で、どうして魔王退治に行かなきゃならんのだ?
という結構マジで困った問題が。
そんな所に助け船を出してくれたのが、我らの魔王様でしたw
超絶嫌味攻撃によって、主役のハーレムパーティーを見事に崩壊に導いてくれましたw
…だってクラウ以外は、妹アリサに、クールお姉さんユエメイに、ファンとリーですよ。
「この、外道め主人公め!
ファンタジー世界において外道の役をするのは、魔王の仕事だろう!」
と言うことで、魔王様が、クラウ以外の全員を拉致る計画でした。
計画だったのに…
なぜか執筆すると、とんでもなく長い話になり、おまけに入れるつもりのまったくなかった戦闘シーンまで発生!
本当は、魔王様が拉致って、俺の所まで来てみやがれ~
程度のことで済むはずだったのが、非常に長い戦闘…それに続いてファンとリーの身に、悲劇が襲いかかりました。
…ちょっと待て、待て待て待て!
ファンとリーの二人が、死んじまったーー!!!
たぶん読者が絶叫したでしょうが、作者も絶叫です。
なんで、この二人がいきなり死ななきゃならん!
マジで、どうして、死んだの!?
あのシーンを執筆するまで、まさかこの二人が死ぬなんて想像してませんでした。
いきなり、死んでしまいました。
「え、書いてるのはおまえ(作者)だろうって?」
自慢じゃありませんが、作ってる私も先の展開なんて何が起こるかわかりません。マジで、どうなるかは、書いた瞬間にならないと分かりません。
話の作成に関しては、≪キャラの勝手な動きに全部任せてる≫ので、作者でも先の出来事が読めません。
と言うようなわけで、二人のお葬式。
他のメンバーは本編中で葬式を上げたシーンがないのに、なんか破格の扱いですね。
そして毎度のことですが、主役のクラウがいじけてます。
この子、根暗だね。
執筆当初のマザコン(疑惑)属性は消滅したものの、根暗な性格は相変わらず。(いや、これだけ悲劇連続の中心に立たされて、明るい性格してたら、それこそ問題だが)
作者的には、頑張ってクラウには七難八苦の末に、さらに地獄の苦しみを…
作者はクラウに対して、超絶ドSモードで挑んでいますw
まあ、話が長すぎるので、今回はこの辺でオミットと言うことで。
続く本編では、さらなる不幸を期待していてください。
クックックッ。
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